西川進の軽い興奮状態
興奮日記
2003

★4/30
タイミング

最近ライブ活動はおやすみで、
ほぼ毎日レコーディングに精を出している。
ライブでは、2時間ほどの宇宙をわりと大きい視野で
作り上げていく感じがあるけど、
レコーディングはミクロの世界を
繊細かつ大胆に作り上げていく感じがする。
もちろん、演奏中のテンションは
どちらも同じなのだが、
モニター状況(みんなの演奏を聴くための
スピーカー、またはヘッドホーンから出る音)は
明らかにレコーディングの方が鮮明で、
その分、ミクロ単位の繊細な演奏を強いられる。
タッチ(弾く強さ)が少しでも強かったり弱かったりするだけで、
自分の出したいイメージと違ってくるので
精密機器の製造職人レベル並の技が問われるのだ。
しかも、細かいことばかり気にするとかえって
つまらない演奏になったり、、、。
結局何も考えないでやった方がよかったりもする。
音楽とは不思議なもんやなあ、、、。

強い弱いはまだわかりやすいけど、
タイミングということになると、ますます不思議!
100分の1秒弾くのが早かったりするだけで、
全然違う感じになってくる。
チャゲ&飛鳥さんのレコーディングに参加し始めた頃、
某有名人ドラマーとセッションする機会があったのだが、
その時はじめて、ただの8ビートだけでも
人は心を動かされるって言う事を知った。
ドンドンタッドドドンタッド、、、そのスネアドラムの
タン!というところが心にキューンとくるのだ、、なんでや?
ただのリズムやん、、。
0コンマ何秒かのうちの、その短い時間の中にある無限の
時間の点の中で、唯一そのタイミングでスネアを打つと
人の心は揺さぶられる、、、。早くても遅くてもダメ、、
すごいなあ、、。
この時間との関係が、音楽にとってすごい重要。
しかも人によって時間のとらえ方(タイミングの取り方)が全く違う。
面白いよなあ、、、。
たとえば、テンポ60の8ビートなら、1秒が1拍で
その時間の中のこの辺でスネアが来れば気持ちいい、、、
というのは何となくわかるけど、
テンポがどんどん遅くなるとするやん、
それで、1拍が1分とか30分の曲になったとしたら、、、
1拍が1年で、1小節演奏するのに4年かかる曲だったら、、、?
そもそも1秒って感覚はみんないっしょなの?宇宙人も?
えっ、、、ばかばかしい?ははは、、、。
明日もがんばろ!

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