西川進の軽い興奮状態
興奮日記
2004

★8/12
堂本剛君

今年春頃から、剛君のアルバムのレコーディングに参加しはじめ、
シングルとアルバムで、3曲アレンジを担当、
(インストを含めると6曲)
シングルは全曲、アルバムでは半分以上、
ギタリストとして参加し、弾きまくってます。
今回、本人の強い意志で
アルバム発売日8/18から始まる
ライブツアーにも参加する事になりました。

、、、まあ、そんな事はどうでもいいのです。
私は堂本剛と言うアーティストに惚れました。
アルバムを聞いてもらえば、
その理由がきっとわかってもらえると思います。
詞や曲はもちろんココロにキュンと来るのですが、
レコーディング中のギター演奏に関するリクエストが、
私のココロを貫きました。
色んなエピソードがありますが、その中の一つを書いてみます。

やいちゃん渋谷公会堂2日目終了後、夜10時頃、
ゼナを2本一気飲み、ほんの少しだけ仮眠して、
剛君のレコーディングに向かう。
一旦精根尽き果てた後なので、
残りのエネルギーを有効に使おうと思い、
まずはバッキングトラックを無難な感じで録り、
その後、自分の得意技で攻める段取りを決め
(最近そうする事が多かった)
レコーディングしはじめた。
そんな時、剛君からリクエストがあった。
「例えば普通はここで弾かなきゃと思う所をあえて休んだり、
感情の赴くまま普通じゃないギターを弾いて欲しい。」
、、、私はなにか大事な事を忘れそうになっていたのかもしれない。

考えてみれば、レコーディングで誘われる事が多くなってきたころは、
とにかく「スタジオミュージシャン」と呼ばれる人種を軽蔑し、
予定調和なギタープレイを馬鹿にし、
とにかく全てを崩す所から始まり、
楽曲の持つパワーを100%ではなく、
120%にする事が、私の使命だと思っていた。
もちろんそれは今もそうなのだが、、、。

剛君のリクエストは、そんな私の気持ちそのもので、
段取りを組んでいたとは言え、
最初にそれを提示しなけりゃ、予定調和は崩れない。
剛君の言葉は、「初心に戻れ!」という意味でも、
私のココロに響いた。

他にも色んなリクエストが、
いちいち私のココロをはっとさせた。

今回のツアーも、舞台イメージ、演出、
全てに関して、剛君プロデュースです。
コスプレ的衣装もあります、、、。
わけわからない演出家や舞台監督の指示なら絶対断るけど、
剛君の音楽的イメージに近づけるのなら、楽しんでやるつもりです。
どこまでお客さんに理解してもらえるのかわからないけど、
私は、剛君の音楽を表現する上での、
よきパートナーになりたいと思ってます。

、、、昨日、横浜アリーナにて、
「公開ゲネプロ」という、(どっちやねん?)的なものをやりました。
ゲネプロと言うのは本来、
昔、オペラとかの公演をする時、
本番の前の日あたりに、位の高い貴族達を招待して、
一足先に公開する公演の事を言うらしく、
現代では、「最終現地リハーサル」みたいな意味で、
ホールを借り切って、お客さんを入れずに、
本番さながらにやるリハーサルのことを言うのですが、
、、、まあ、本来の意味からいって、
お客さんを入れるのは許すとしよう。
問題は、お客さんからしっかりお金を取ってチケットを発売してる事、、、。
お金取ってるけど、リハーサル?
「ゲネプロ」の意味がわからない、、、。

まあそんな事を私がとやかくいっても、
大きな流れは変わらないし、
それでお客さんが喜ぶならそれでもいいかと、
自分を納得させました。

、、で、肝心のライブはどうだったかというと、
やってる事はめちゃくちゃ音楽的なんですよ。
でも、
ステージは海をイメージしためちゃファンシーなセットで、
ダンサーやパフォーマーもいて、
これまたすごいファンシーなコスプレで、
アニメのコーナーもあったりして、、
なのに、音楽はすごく激しく時にアングラで、
ラスト2曲に至っては、もう、
めちゃインナーな曲調で、どろどろで、
そこにファンシーな衣装で、すごいパフォーマンスがあって、
まさしく「ファンシーアングラ」なんです。
若干私には、ついていけない部分もあるけど、
これが剛君の表現したい事なのか?と思うと、
あまりにもぶっ飛びすぎて鳥肌が立ちました、、、。

ただ、お客さんがこの世界観をどこまで理解出来るか、、?
それはお客さんになってみないとわからない、、。
アルバム発売前というのもあって、
お客さん全体的に「?」マークがあったような気もしたけど、
案外剛君だからということで、
すごく理解してるのかもしれないって思った。

本音を言うと、以前日記にも書いたけど、
私はダンサーというものをあまり理解してなく、
演奏している自分とお客さんの間に
演奏者じゃない人がいるという意味が
私にはよくわからないのです。
でも、大きなものを表現しようとしている剛君の希望なら、
我慢して目を閉じて演奏する事にしています。
さすがにギターソロの時は気が散るので、
「私の前に来るな」ってお願いしました。
なので、ダンサーの方には相当嫌われてる気がします、、、
まあいっか、、。

大坂城ホール5daysから埼玉スーパーアリーナ3daysまで、
チケット発売の一般公開はしてないのに、
もうすべて売り切れてるという噂です、、、。
なんだか色々わけわかりません、、。
でも確かな事は、相変わらず弾きまくってます、、私、、、。

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