西川進の軽い興奮状態
興奮日記
2002
★11/8
終点
うちの近所に鶴見川が流れてる。
両岸にはサイクリングコースなどがあり
晴れた日は富士山が綺麗に見えたりと
市民の憩いの場になっており、
カルの散歩コースにもなってる。
以前は川辺も草ぼうぼうで整備されてなく
道路から堤防をかけあがると
川岸にすすきが一面に生え
そのすきまでおじいさんが
毎朝、川に向かって詩吟を歌ってた。
2年ほど前から整備が始まり、
桜の木が植えられたり、
お花畑が出来たりと、
こぎれいになってきた。
先日、道路から川に向かって堤防をかけあがると
一面ススキ畑だったところが
すっかり整備され、なんと
コンクリートで出来た幅2メートル位の道が
300メートルくらいの長さで現れたのだ!
新しく作った形跡は無く、
明らかに以前からこの道はあったのだ。
すすき畑に隠れて見えなかっただけで、
雑草や泥などを誰かが一生懸命掃除したら
この道が現れたのだ!すごい!
何年かぶりに道としての
本来の機能が復活した場所に降りてみた。
サイクリングコースから階段をおり
川面に程近いその道を歩いてみた。
気分がいい!
そんなにきれいな川じゃないけど
鯉が泳いでいたり鴨がいたり、、。
道がとぎれてなくなる場所まであるいた。
道は、そこでぷっつりなくなっていて、
泥や枯れ草が無造作に積み上げられてた。
ふと下を見てみると、
コンクリートの道路に白いチョークで
「終点」
と書かれていた。
、、、なんだか悲しい気持ちになった。
道がとぎれてると言うことより、
その「終点」という言葉がなにか胸をさした。
きっと向こうの端には「出発点」があり
真中には「中間点」があるのだろう。
そしてここが明らかに「終点」なのだ。
世の中のすべてのことには出発点があり
そしてこのように「終点」があるのだ。
チョークの文字が私にそう言ってるように思えた。
ススキ畑が無くなって以来
詩吟を歌うおじいさんに出会うことは無くなった。
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